80歳以上の高齢者の8割以上は、老人性難聴だとされています。
老人性難聴は高音が聞き取りにくいほか、声がどこから聞こえてくるのかも判断しづらくなります。また、聞き取れないことをコンプレックスに感じたり、何度も聞き返すことが億劫になったりして、人とコミュニケーションをとることを諦めてしまう人もいます。
社会とのつながりやコミュニケーションを断つと認知症になりやすいと言われているため、老人性難聴の高齢者を介護する際には、相手のことを考えて言葉を発する必要があります。まず、いきなり大声で話しかけると驚かせてしまうため、話しかけることを相手に気づかせたうえで話し出すようにしましょう。背後やサイドから話しかけるのではなく、正面に周り眼を見て話すのがベストです。
そして、普段よりも低めの声でゆっくりと話すよう心掛けることも大事です。分かりづらそうな場合は、筆談するのもおすすめです。常にメモ帳を用意しておき、必要なことを書くとよいでしょう。小さい字だと見えにくいため、大きめの字、短文を心掛けて書くのが正解です。
老人性難聴の場合、相手は好きで聞き返しているのではないことを理解しておきましょう。何度も聞き返されることに疲れても、笑顔で対応することが大切です。
嫌がらずに話してくれるという安心感を与えることで、コミュニケーションがよりスムーズに行えるようになります。一つ一つの言葉を短く区切り、大きな声でゆっくりと話すと伝わりやすくなります。老人性難聴に対する接し方のコツは、おすすめサイトからも学べます⇒知っておきたい老人性難聴のこと
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